11.経営を功率化する方法は高速回転です

「成功している経営」を一言で言えば収益力の高い経営をしていることでしょう。
ではどれだけの利益を上げれば収益力の高い経営と言えるのでしょうか。
総括すれば使用総資産利益率が高いことを収益力の高い経営というべきであり、最も重要視すべき数値だと思います。この数値は株主などの投資家も重要視する数値でしょう。
仮に総資産利益率が10%のペースで推移すれば10年で元手である総資産を回収できる事業をしているということになります。
「収益力の高い経営とは高速回転経営である」と言い換えることもできるでしょう
つまりいくらの元手でいくら儲かったかが収益力のモノサシなのです。
それではどうすれば使用総資産に対する利益率が高くなるのでしょうか。
高速回転とは総資本が1年に何回転するかといことです。つまり回転数のことです。
公式にすれば、回転数=売上高÷総資産です。
ということは高速回転をはかる方法は、売上高を増やすか、総資産を減らすかのどちらか、または両方をやることです。
総資本回転率を業種別に見ると次の通りです。
1. 小売業1.78回
2. 宿泊・飲食業1.37回
3. 専門・技術・サービス業0.63回
4. 不動産業・レンタル業0.3回
設備投資や初期投資が高額になるほど回転率は低下することが理解できます。
この数値を改善するためには売上高を増やすか、不要な棚卸資産や遊休資産を減らすことが求められます。
参考までに商品の回転率を見ますと、食品年36回以上、衣料0回以上、その他10~15
回転以上(ただし貴金属は別)
 そして消耗品在庫1~2カ月分くらいでしょう。
ここで投資を回収するという意味で税法上とは別に管理会計上考えられる資産の償却期間を表示してみると次の通りです。
1.建物の実質償却5~7年
2.設備の実質償却3~5年            
3.土地は償却しない資産ですが10年から12年で回収したいものです。
4.特許権やのれん代なども償却しない資産ですが10年くらいで回収したいものです。

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