経営者の意思決定は孤独な賭けと言えるでしょう。
それは、意思決定のための正しい公式はないからです。
意思決定の重要性の自覚はしていても間違った決定をすることはあるものです。それが
後々取り返しのつかない過ちになる可能性はあるものです。
しかし、経営者は日常的に大小数え切れない数の意思決定をしなければならなりません。
経営者の仕事は意思決定業であるからです。
それでは、一つ一つの意思決定の正確さの確率を上げる条件は何でしょうか。
私は一言で言えば情報にあると思います。
しかも、その情報は正しく精緻で応用性に富んでいる形で経営者の頭の中に入っていな
ければならないのです。多くの経営における情報は言葉と数字です。この二つを組み合わせ
ることにより豊かで正確な情報が紡ぎ出せるのです。
意思決定に役立つ情報は単なる憶測や主観ではなく信頼できるものでなければならない
でしょう。信頼できる根拠は「正確さ」です。その情報に客観的な根拠がなければなりません。
公式な統計データなど検証済みの事実に基づいているものが望ましいでしょう。加えて複数の視点から照らし合わせたものであってほしいものです。
それには意思決定を必要とするその瞬間に必要なデータが入ってくる仕組みがなければなりません。
数ある情報の中でも重要なのはわが社の業種・業態に関連した情報でしょう。
業種によっては業界誌などにより関連した情報を得る方法はありますが自社の特性に適応した情報を得るにはそれなりのアンテナを張る必要があるようです。
地域の多業種の集まりである経済界等で得るうわべの情報だけでなくわが業界について深くて緻密な情報を収集できる方法を考えてほしいものです。
最後に経営者は経営の学習に加えて他人の意見を積極的に聞く習慣が必要でしょう。
できることなら経営者にとって耳の痛い話をしてくれる人をそばに置くことも必要なのではないでしょうか。
経営者にとって有効な情報の収集は、意思決定の質とスピードを向上させます。
そのことこそが「我流経営」から「科学的経営」への脱皮になるはずです。
4.意思決定を支えるのは情報です
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